森山ナポリに満を持しての新作"貝柱ピザ"が登場。
この新作開発は、或る男が半世紀に亘り貝柱ピザを愛し続けた物語がキッカケでした。
その男が20歳を過ぎた頃、住居からは少し離れた東京の西に位置する街のピザハウスでのホタテ貝柱ピザとの出会いが、この物語の始まりでした。
男は初めて食べた貝柱とミートソースとチーズが織りなすピザの味に魅了されてしまいました。そもそもピザは男の好物ではあったのですが、その美味しさは異次元で瞬時に虜となったのです。
そして数年後に男は結婚を機に住居を転じる事になるのですが、転じたその街にBという名の小さなピザハウスを見つけました。
そこでメニューにあった貝柱ピザを食べてみると何と男が魅了されているものと同じ味だったのです。
ビックリして、そこの店主にその旨を伝えたところ、これまた何と店主はいま男が行きつけの店でかつて修行をしていたとの事。
その奇遇に驚きながら、あのピザがこんな近くで食べられるのかと男は小躍りしたのです。
そうこうする内に、男の家庭に子供が3人誕生して行くのですが、そこには一つの問題がありました。妻の出産入院中の食事をどうするかです。
男子厨房に入らずが男の沽券として罷り通っていた時代の端くれに生きた男は料理が全く出来ず、しかも1人外食は嫌いでした。
そこで男は妻の入院1週間の夕食を全て貝柱ピザとビールで通したのでした。
その後、男が増えた家族のためにBとは反対側に位置する東京の東エリアに転居した事で、距離的においそれとは行けなくなってしまいました。
ここまでが、貝柱ピザと出会ってから10年ほどの話です。
さてそこから、時は40数年が過ぎて行くのですが。
Bとは遠く離れた地に住む男は仕事の関係でBの方面に出向く機会あれば、少々回り道でも立ち寄り食べるは勿論、加えて土産で7、8枚を持ち帰り、その後の数日は家族と共にチンして食すと云う男にとっては至福のパターンを続けました。
男がどんなに魅了されていたかを物語るもう一つのエピソードがあります。
Bの店主は職人気質ゆえ店は自分一代で終えると聞いていた男はこの味が潰えるのは何とも惜しく、ならばと男の娘がまだ学生の頃に社会人になるまでの間を店主に頼み込んで遠い地からの通勤であったがアルバイトさせてもらったのです。そのレシピを覚えさせようと。
さて、このピザを初めて食べてから50年ほどが経過した頃のある休日、男は無性に食べたくなって家族と出向くとそこには休業の張り紙が。
頃合いを計って後日に電話を入れると不通。日を改めてもまた不通。
B店主も70歳を過ぎた筈なので年齢的に店を閉めたのかと推測しながらも、その確認が出来ないままに時は過ぎて行きました。
そんなある時、男の娘が滋賀県のある町に80歳になる店主が息子と共に営むピザの店があり、Bと店名が同じで写真で見せるメニューもまた同じと云うネット情報を見つけた。
それを聞いた男は何か繋がりがあるに違いないと電話を入れ、これまでの経緯を話すと、何と滋賀県の80歳の店主はかってBで修行し、この地で店名使用の許可を得て開業して既に45年が経っているとの事。
そう言えば、Bには店主以外のコックがいた時期があったかもと朧気に思いながら、更にB店主の消息を訊ねると残念にも亡くなったとの事でした。
しかし男は、あの味を絶やさぬため娘をアルバイトまでさせた昔を思い出しながら、Bとは遠く離れたその地にあのピザが受け継がれている事に何とも言えない感慨を覚え、自分はきっとこの滋賀県の店を訪れ、半世紀続けて来た貝柱ピザ追っ掛け物語は続いて行くんだろうなと1人頷くのであった。
![]() 貝柱のピザ |
販売開始 | 8/5(土)12:00〜 |
販売終了 | 売り切れ次第終了 |
商品詳細 | |
商品名 | 貝柱のピザ |
価格 | 税込1,782円(本体価格:1,650円 + 消費税:132円) |
販売期間 | 2023年8月5日(土)12:00 〜 ※売り切れ次第終了 |
発送日 | 順次発送 |
お届け 希望日 |
指定不可 |
他商品との 同梱配送 |
可 |
購入可能数 | 制限なし |
送 料 | 別途 |
熨 斗 | 対応可 |
特記事項 |
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